○○家の一族の相続問題!(本年度宅建試験:問⑨)
#雑談 2021年11月2日(火)
先日の10月17日(日)毎年恒例の
「宅地建物取引士資格試験(宅建試験/タッケンシケン)」
が全国で行われました。
というわけで今回の試験問題の中からいくつか、
どのような問題が見て行きたいと思います。
問⑨相続
おそらく毎回出題されているのではないかと思われる「相続」の問題です。
それでは・・・
Aには死亡した夫Bとの間に子Cがおり、Dには離婚した前妻Eとの間に子F及びGがいる。
Fの親権はEが有し、Gの親権はDが有している。 AとDが婚姻した後にDが令和3年7月1日に死亡した場合における法定相続分として、 民法の規定によれば、正しいものはどれか。
1:Aが2分の1、Fが4分の1、Gが4分の1 2:Aが2分の1、Cが6分の1、Fが6分の1、G分6分の1 3:Aが2分の1、Cが2分の1 4:Aが2分の1、Cが4分の1、Gが4分の1 |
・・・
正直、宅建試験の中では比較的、文章も短く
簡単な部類ではないかと思いますが
実際の緊迫した試験会場で平均で約2分で
1問の問題を解かなければならい状況では
なかなか大変ではないかと・・・
まず何と言っても「関係者が多すぎる!」
勿論試験問題だから難しくする必要があるのでしょうが
7人もぞろぞろと登場します(犬神家よりは少ない?)
というわけで、わかりやすく図にしてみましょう!
下の家系図をご覧ください。
ファミリーツリー!
これで少しはすっきりしたのではないのでしょうがか?
で、問題文をよく読んでみると、
「3年7/1に死亡したDの相続人はダ~レ?」ということが書いてあります。
相続人のパターンにはいろいろとありますが(それについてはいずれ)
今回は一番シンプルな「配偶者と子供」というパターン。
やれ「親権」がどうしたこうしたと書いてありますが、これは“引っかけ”。
まずは“配偶者”
D(父親/旦那)はE(母親/妻)と離婚しA(母親/妻)と再婚しました。
よって相続権のある配偶者はAです!
次は“子供”
D(父親/旦那)の子供はズバリ、F(子供)とG(子供)!
親権がどうのこうのとか、
今回はDと再婚したA(母親/妻)と
死亡したB(父親/旦那)との間の
子供Cは関係ありません。
というわけで
解答は
取り分の「〇分の1」を考えなくても
登場人物がA、F、Gの
選択肢1が答えです!
以上、令和3年(10月分)の宅建試験
第9問目「相続」の“問い”と“解答”でした。
また次回。