安全な住宅を作るにために、欠かせない工程 【地盤調査】 とは?
#建物 2021年10月15日(金)
安全な住宅を作るにために、欠かせない工程 【地盤調査】 とは?
ミスターデイク 設計サポートの飯野です。
家そのものがどんなに頑丈でも、それを支えている地盤に問題があると当たり前ですが安全とは言えませんね。
そこで、安心安全な住まいを新築する際は必ず建築現場の土地の地盤が丈夫かどうかを調べる作業をします。
それが「地盤調査」です。
具体的には「地耐力」と呼ばれる沈下に抵抗する力がその土地にあるかを調べる事です。
調べる内容としては「地盤構成・強度」「土質・土層」「地下水位」「液状化判定」などです。
調査方法の種類
地盤調査の方法「SWS(スウェーデン式サウンディング)試験」「ボーリング調査」「表面波探査法」の3つがありますが、
基本的に住宅用の地盤調査で行われるのが「SWS(スウェーデン式サウンディング)試験」です。
先端がスクリュー状になっている鉄の棒を地中に差し込み、一定の深さに達するまでに必要となるおもりの重さや回転数を基に、地盤の強度を確かめる仕組みです。地盤調査のなかではもっともシンプルな方法であり、2時間程度で済む点がメリットとされています。
ボーリング調査はマンションなどの大きい建築物を建てる際に行われる方法です。
木造の住宅で行われることはありませんが、データの信ぴょう性が高いことから多くの現場で実施されています。
表面波探査法は穴を掘らないで地盤調査ができる画期的な方法です。
振動を発生させる装置と振動を検出する装置を地面に置き、振動波が伝わる速度によって地盤の強度を測定する方法です。
ただ、地盤の強度は正確に測れるものの、地質の種類を調べるのには不向きなようです。
地盤がもしも悪かった場合は…
地盤がもしも悪かった場合(軟弱地盤と呼びます)
「地盤改良」が必要になります。
地盤改良の方法は「表層改良工法」「柱状改良工法」「小口径鋼管杭工法」の3つがあります。
表層改良工法
表層改良工法は、セメントを使用して地表周辺を固める地盤改良工事のことで、地盤の軟弱な部分が地表から2mまでの浅い場合に用いられる工法です。表層部の軟弱地盤部分を掘削し、セメント系固化材を土に混ぜて十分に締固めて強度を高めます。
柱状改良工法
柱状改良工法は円柱状に地盤を固めた改良杭によって建物を支える地盤改良工事のことで、軟弱地盤の深さが地中2~8mの場合に用いられる工法です。地中に直径60cmほどの穴をあけ、良好な地盤まで掘ります。地盤を掘る過程で水を混ぜたセメントを注入して土と混ぜて撹拌し、円柱状の固い地盤を築くことで強化する仕組みです。
小口径鋼管杭工法
小口径鋼管杭工法は、鋼管で地中から建物を支える地盤改良工事のことで、地中30mまでの地盤補強が可能です。地中深くにある固い地盤に鋼管の杭を打って、建物を安定させます。工事に掛かる日数も1~2日程度のため、短い期間で工事を終わらせたいという方にもおすすめです。また、小口径鋼管杭工法は狭小な土地など、重機を搬入しにくい場所での工事にも適しています。
以上3つ全て100万円以上はかかる工事なので、地盤改良で思わぬ出費がでてしまうことも多々みられます。
地盤改良が必要だとさせる判断基準は?
一般的には、
・地耐力(地面が建物を支える強さ)が20~30KN/㎡以下の軟弱地盤と判断された場合。
・敷地とその周辺が埋め立て地や盛り土で造成された土地、過去に陥没があった土地、液状化や不同沈下の可能性がある土地など、
総合的な周辺情報により地盤の強化を要すると判断された場合。
の2点が多く見られます。
地盤改良がいらない土地を見つけるポイント
よく言われているのは「周辺の土地よりも標高が高い土地は地盤が強い」、逆にいえば低い土地は水がたまりやすいので弱いといった特徴があります。
あとは川や池、田んぼなどが近くにある土地も軟化してる可能性があるので注意が必要です。
詳しくその土地の状況を調べる場合はやはりプロに聞くのが一番ですから、土地をお探しの際は不動産屋さんへ直接聞くことをオススメします!
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以上 今日は地盤調査についてでした!!!
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