不動産購入の際の仲介手数料の計算方法は?速算式を使って簡単に算出!
#土地 2021年2月5日(金)
こんにちは。
ミスターデイク新築・不動産事業部、宅地建物取引士の村松です。
みなさん、不動産を購入した時に、不動産会社に支払う、仲介手数料はいくらかご存知でしょうか?
だいたい3%と、大雑把に把握している人は少なくないんじゃないでしょうか。
厳密に言うと、400万円を超えた額からが3%なんです。
ちょっとわかりずらいですよね?
仲介手数料の考え方
仲介手数料とは、不動産会社に支払う報酬の事を言います。
成功報酬ですので、購入が決まらなかった場合は、支払うことはありません。
この仲介手数料は、物件の売買価格で決まります。
売買価格に対して、何%までと宅地建物取引業法で上限が定められているんです。
宅地建物取引業法では、200万円以下までを5%、200万円を超えて400万円以下までを4%、400万円を超えた金額は3%と乗率が決められていて、これに消費税を足したものが、仲介手数料の上限となっています。
では、1,000万円の物件を購入した場合は、400万円を超えているから、1,000万円×3%=300,000万円でよいかと思うと、そうではありません。
1,000万円のうち、200万円以下に5%、200万円を超えて400万円以下までに4%、400万円を超えた金額に3%を乗じ、合計した金額が仲介手数料になるのです。
下の図をご覧ください。
仲介手数料の計算方法では、上記の図のように金額を分けて計算をするんです。
それぞれを計算した金額、200万円×5%=100,000円、200万円×4%=80,000円、600万円×3%=180,000万円
100,000円+80,000円+180,000万円=360,000万円となります。
これが1,000万円の不動産を購入した際の、仲介手数料となるのです。
速算式
上記の計算式だと面倒くさいし、ちょっとわかりづらいですよね。
実はもっとわかりやすい計算方法があるんです!
速算式と言われる計算式で、シンプルなものとなっています。
計算方法は、以下のとおりです。
1,000万円の物件を購入した場合、400万円を超えているので、1,000万円×3%+6万円=36万円となります。
上の計算結果と同じになりましたよね。
400万円を超えた物件なら、3%+6万円でいくらであっても、計算結果は宅地建物取引業法に定められている金額と同じになるんです。
ためしに別の金額でも挑戦してみてくださいね。
同様に、200万円を超えて400万円以下の物件価格であれば、4%+2万円、200万円以下の物件であれば、5%で仲介手数料が計算できてしまうんです。
まとめ
・不動産会社に支払う不動産仲介手数料の上限は、宅地建物取引業法で定められている。
・仲介手数料は、不動産の売買価格に計算式を乗じて算出する。
・速算式を使えば、計算が楽になる。
よく、+6万円は何なの?6万円分だけ利益を上乗せしているんじゃないの?なんておっしゃる方がいらっしゃいますが、この+6万円、+4万円は、計算式と結果が同じになるように調整する調整額なんですよ。
この速算式を使えば、仲介手数料が容易に計算できて、不動産購入の予算が立てやすくなりますよね。
この計算を活用して、予算がオーバーにならないよう注意して、自分にピッタリの不動産を見つけて下さいね。
不動産の購入などで、疑問や不安がありましたら、どんな些細な事でもお気軽にお問合せ下さい。
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