新築か中古か・・・③
#建物 2020年8月8日(土)
新築or中古シリーズ第3弾、最終回です。
本日は中古物件カテゴリーの最後のひとつ「築浅物件」について・・・
築浅とは明確な定義づけはなく、文字通り「築年数の浅いもの」と考えて頂いて結構です。
状態にもよりますが、概ね建築後、1~15年程度の物件を指すことが多いでしょうか。
こういった物件は当然ですがリフォームも不要(必要であってもクリーニング程度か、小規模改装)、そのまま住みだせる事が多いので、
何らかの事情により「すぐ住みたい」という要望がある場合はほとんど建売感覚での購入が可能です。 もちろん売り主がすでに退去済かどうかによりますので、
その取引毎に確認が必要です。
売価は中古戸建の中では相対的に高額で、甲府市内で60坪程度の敷地、30坪ぐらいの2階建の木造住宅であれば1,600~2,000万円ほど、
状態や住宅の設備グレードによっては2,500万円を超えるものも珍しくありません。
注意したいのは売却理由です。 築後数年で売却に至る場合、「ローンが返せなくなったから売りたい」という場合、
売主のローン残額がかなり残っていることも多く(返済分は利息ばかりでローン元金はほとんど減っていない等)、その場合売買代金は割高になってきます。
同等の土地があれば新築住宅を建てる金額と変わらない・・・なんていう事もあり得ます。
また、離婚や死別等、一般的な観点ではマイナス要因な理由での売却は、「負のオーラ」が気になる・・・という心理的な理由から敬遠される事も。
価格が適正で物件がキレイならそれで良い、という訳ではなく住環境や、直前までそこで人生を送っていた前オーナー(とその家族)の事はある程度は気になりますよね。
築後10年間の瑕疵担保保険も既に期間超過、もしくは残りわずかなのでほぼ無保証となりますし、
同価格で建売も狙えたり、同額~多少の増額で注文建築も十分可能な為、意外かもしれませんが中古の中では新しく、最も状態が良いにも関わらず、売れ筋とは言い難いのが築浅物件と言えます。
不動産価格2,000万円+諸費用(100~150万)で15年落ち物件を買うなら、土地+建物で2,500万円程度で自分好みにカスタマイズ出来る新築を検討する価値は大いにあると言えます。
車に例えたら10~15年落ちで200万の中古車と、250万円の同車種の新車ではどちらがお買い得と感じるでしょうか・・・? もちろん個々の価値観なので正解はありません。
いずれにせよ、中古住宅のメリットはその価格にあり、状態の良し悪しは「自分でなんとかするもの」と割り切って考えるべきと思います。
立地や間取、外観や内装の雰囲気、設備のグレードや状態、お庭の条件が100%自分にマッチする物件はほとんどありません。家族間でも希望は異なりますし。。。
「自分たちの理想の6~7割が叶えられそうなベースとなる住宅を探し、あとはリフォームやリノベーションの実施を前提とする」のが中古住宅購入の考え方です。
買い物をする際、つい安いものを買ってしまった結果、すぐ壊れたり、思うような使い心地でなかったりして、結局別のものに買い替えた・・・という経験は皆さんあると思います。
日常の買い物でしたら少々ガッカリする程度で済むでしょうが、大きな借り入れを起こす住宅の場合はそのガッカリ具合は今までの生涯体感した事がないものとなるでしょう。
是非、後悔する事が無いよう、限られた予算の中で最大限の家づくりをしましょう!!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
南アルプス店
〒400-0332 山梨県南アルプス市鏡中條344-1
甲府東店
〒400-0832 山梨県甲府市増坪町167-2
両店舗共通フリーダイヤル 0120-202-696
デイクの家/山梨県のローコスト住宅・新築戸建・注文住宅はお任せ下さい。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★