スタッフブログ

[山梨×新築]やっぱりトイレに窓は必要?“窓ナシ”のメリット・デメリット

#建物 2025年3月7日(金)

かつては当然のように取り付けられていた、トイレの“窓”ですが、最近の新築では、トイレに窓をつけない選択をされる方もいます。

「やっぱりトイレには窓をつけたい」という意見もあれば、「窓ナシにして良かった」という意見までさまざまです。

そこで、今回はトイレの窓問題について詳しくお話していきます。

 

窓ナシのメリット・デメリットをはじめ、窓を取り付けたときのメリットにも触れていきます。これから新築する方はぜひともご参考ください。

 

 

トイレの窓は、アリ・ナシどちらでもOK

 

現代のトイレは水洗が当たり前ですが、かつてのトイレはすでなかった時代もあります。昔は、トイレと言えば「暗くてニオイがこもる・清潔感があまりない」といったマイナスの印象がありました。

 

換気扇があってもあまりニオイが逃げないこともありました。床材や壁に木材が使われることも多く、ニオイが染み込んでいたのも「昔のトイレが臭う」背景のひとつです。

 

トイレには小窓を取り付け、換気をしたり光を入れたりと、少しでも衛生面を保つための役割があったのです。

 

最近は換気扇が当たり前に存在し、性能も良くなっています。換気扇さえあれば、トイレにはニオイがこもりません。それに、壁紙、床材も明るい色があり、消臭効果のあるものも。それに、防水効果のある材質なら、尿の飛び散りなどをすぐにお手入れすることでニオイの吸着もあまり気になりません。掃除しやすく、清潔感があるのが現在のトイレなのです。

 

また、トイレに窓がないことについて「建築基準法的にはどうなの・・・?」と思う方もいるかもしれません。水で流す「水洗トイレ」であり、さらに換気扇・照明がついていれば窓がなくても大丈夫と定められているため、あえて窓を取り付けない人もいます。

 

いまだ、トイレには窓をつける方が多いですが、窓ナシという選択肢も増えてきました。山梨のデイクの家でもトイレの窓に関するご相談をお受けしています。気になるポイントがあれば、お気軽にご相談ください。

 

 

窓ナシにしたときのメリット・デメリット

次に、トイレを窓ナシにしたときのメリットとデメリットについてご紹介していきます。

 

◎メリット

防犯性が高くなる

 

トイレの窓は小さいものの、侵入されたら…と不安を感じる方もいるでしょう。窓をなくせば防犯性は高まります。

 

ただ、侵入されたないために「小さいサイズの窓を取り付ける」「窓の外に面格子の取り付け」などの対策で、トイレに窓を取り付けても防犯性を高めることができます。

 

断熱性が良い

窓ナシは断熱性が高まります。

 

昔ながらの家は断熱性が低く、「夏はもわっとした暑さ」「冬はぶるっと寒い」と窓にトイレがあることで外気温の影響を受けることがありました。

 

窓がなければ、外気の影響は受けづらくなります。

 

でも、近年は性能の良い家づくりが一般的なので、トイレに窓があるからと極端に「暑い・寒い」を感じることは少なくなっているかもしれません。

 

紫外線の影響を受けない

紫外線によるクロスの劣化も防げます。

 

窓掃除の負担がなくなる

トイレの窓はそもそも小さいため、お手入れもそれほど大変ではないですが、窓がなければ窓部分の掃除が不要になります。

 

 

デメリット

暗い印象になりやすい

自然光が一切入らなくなるため、日中でも照明が必要です。少しでも明るい雰囲気にするために、クロスの色を明るめにした方がいいでしょう。

 

換気問題

昔のトイレは換気扇が不十分なことも多く、窓ナシではニオイがこもりがちでした。そのイメージから、「窓ナシトイレ」は臭く感じるかもしれません。

 

ただ、現在の家づくりでは換気計画がしっかり考えられています。窓ナシでも高性能の換気扇があれば問題はありません。最近の便器は脱臭の性能もよいので「臭い!」ということもないでしょう。

 

山梨のデイクの家でも、お客様が快適にトイレを使えるように家づくりをしてまいります。窓の設置はもちろん、換気扇などご不安な点はお問い合わせくださいね。

 

トイレの窓を取り付けるメリット

一般的なトイレには当たり前のようにある窓ですが、「窓ナシ」の場合と比べて、窓があるときのメリットについて再確認してみましょう。

 

日中は照明なくても明るい

 

トイレの窓は外の灯りを通すので、日中は自然光の明るさだけで照明いらずのことも多いでしょう。また、窓があれば停電時も安心です。

 

トイレ掃除のときに窓を開けられる

外の空気を取り入れると心地良いです。ただ、トイレ内の窓は一ヶ所しかないため、窓から入り込んだ空気が屋内へと流れ込んでしまいます。

 

基本的には、トイレの換気は「換気扇」を常時つけておくことでニオイ対策ができます。

 

そうなると「窓はいらないのでは?」と思われるかもしれませんが、停電すると換気扇が使えなくなります。非常時を想定すると、窓アリの方が換気しやすいでしょう。

 

窓枠のところをおしゃれに飾れる

窓枠部分に小さなオブジェを飾るなど、おしゃれなインテリアを作る際に活躍します。

 

 

まとめ

建築基準法的には、トイレの窓を“ナシ”にすることはできます。

 

窓がないトイレには、断熱性などのメリットがあります。ただ、一方で閉塞感や暗さを感じやすいため、クロスや床材の色、照明にもこだわることが大切です。

 

また、トイレに窓を取り付けても近年は断熱性が高いため、極端に「寒い」「暑い」というデメリットはそれほど感じません。

 

新築であえてトイレを窓ナシにする人もいますが、もし「窓ナシはどんな風になるのだろう?」と気になった際はメリット・デメリットを比較しながら検討することが大事です。

 

 

 

建物の他の記事を見る

お問い合わせ

お問い合わせ内容をご入力の上、送信して下さい。
当フォームにご入力いただいた情報は、SSL技術により暗号化されて送信されます。
また、個人情報は当社プライバシーポリシーに基づき、大切に扱わせていただきます。

デイクの家のホームページをご覧になったきっかけは (任意)
お名前 (必須)
電話番号 (必須)
メールアドレス (必須)
お問い合わせ内容 (任意)