山梨で!人気の平屋を建てたい~失敗例から学ぶ平屋建築のコツ
#建物 2024年7月12日(金)
家づくりを検討すると「平屋 人気」「平屋 おしゃれ」などのキーワードを目にすることが増えるかもしれません。おしゃれな平屋を見て平屋を建てたい気持ちが強まる一方で、「本当に大丈夫かな?」という不安もあるでしょう。
そこで、今回は平屋にして失敗したという事例をあえて紹介していきます。
失敗事例を見ると“平屋”そのものが悪いのではなく、間取り設計の失敗というケースも多いことに気づきます。失敗例を知ることで、平屋建築のポイントも見えてくるはず…。後悔のない家づくりのため、ぜひともご参考くださいね。
それでは、失敗事例を4つご紹介していきます。
事例1:トイレの隣に寝室を作ってしまった
ケースバイケースですが「寝室とトイレ」や「寝室と浴室」など、お部屋の横に水回りが配置されて失敗に感じている方もいらっしゃいます。
働き方によっては、早番、遅番、夜勤などもあるでしょう。家族が就寝中に水回りを使うケースもあるかもしれません。部屋の配置によっては
「せっかく寝ていたのにトイレの流れる音で目覚めた…」
「浴室の音が響いて眠れない」
と家族間で不満が出る失敗もあります。平屋は1階にすべての空間を作るため、部屋の配置を十分に考慮しなければなりません。
ただ、高齢の方や終の棲家として家を建てる場合なら、寝室の隣にトイレを配置するのはおすすめです。いずれ歩行がしづらくなったとき、寝室の横にトイレがあるとかなり便利になるでしょう。
また、リビングの隣に各部屋を作る間取りの場合も、音の聞こえ方をイメージすることが大事です。
たとえば、大型の壁掛けテレビの背面になるように部屋を作ってしまい、「テレビの音が響いて気になる…」という失敗例も少なからずあります。
寝室や子供部屋などの隣に“音が響きやすい部屋”を作るときは、部屋の向きや吸音材、収納の配置など、ダイレクトに音が響きづらいような工夫も必要になってくるかもしれません。
事例2:日当たりがいまいち・・・
昔風の平屋ではなく、近頃人気の“おしゃれ”を実現したい人は多いですよね。
しかし見た目ばかりを追求したあまり、日当たりという日々の生活に直結する現実的な部分をあまり考えず、結果的に失敗に感じるケースもあるようです。
日当たりや風通しは、残念ながら間取り図面だけでは分かりません。実際、住んでみてから実感することかもしれません。ただ、隣にすでに建っている建物や道路・間取りの向きなどによってある程度イメージできる部分も多いです。
家族がたくさん過ごすリビングは特に日当たりを重視させたい場所ですよね。方向を考えつつ、窓を設ける、窓の枚数などを慎重に設計することが求められます。
また、最近の家づくりで注目されるようになっている「高窓」「FIX窓」「吹き抜け」などの採用もおすすめです。
事例3:扉同士が干渉し合う
扉の開け閉めの際に、干渉し合って気を遣うという失敗もあります。
平屋は、すべての空間をワンフロアに集約するため、隣合う部屋の扉の開け方に工夫が必要です。
引き戸、開き戸を上手に組み合わせないと、「開き戸を勢いよく開けたら人にぶつかった」「隣の部屋の開いていた扉に当たった」という失敗も起こるでしょう。
どんな風に扉を開けるのか、人が通ったときはどのくらい余裕があるのかなど、扉の開閉についてシミュレーションをしながら取り付けることが大事です。
事例4:広い間取りで土地代も建築費用も高くなった
部屋数を確保したい、間取りにゆとりをもたせたい…と“広い平屋”を建てたことで費用が高くなったと感じるケースもあります。
本来、2階建てに建てるような間取りをワンフロアに作る場合、かなり広い土地が必要になってくるでしょう。
土地は広いほど土地代も必要ですし、基礎の面積が増えて建築費が高くなるケースもあります。選ぶ土地や建てる面積によって一概には言えませんが、「広い平屋」ほど高くなることをイメージしておくことが大事です。
また、住んだときの暮らし方をイメージして間取りを考えましょう。たとえば家族の人数によっては無駄に広い平屋は失敗に感じる可能性もあります。
最近は「コンパクトな平屋」も人気です。コンパクトとは言っても、窓の配置や間取りの工夫などの空間の使い方によっては、開放感も快適性も得られるものです。
山梨のデイクの家でも、最近コンパクトな平屋のご相談をいただくことが増えてきました。ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。お客様一人一人のご要望をお聞きし、暮らし方にフィットするご提案をさせていただきます。
まとめ
平屋はさまざまなメリットから多くの人に人気です。でも、建てた後に失敗を感じている人は少なくありません。そこで今回の記事では、平屋建築のコツを学ぶために、あえての“失敗例”をお伝えしました。
どんな家づくりにも言えることですが「ライフスタイルをイメージした間取り」が重要です。
デザインだけを重視すると日当たりなどの快適性が失敗することもありますし、ワンフロアの平屋は部屋の配置を十分に考慮しなければなりません。山梨のデイクの家では、平屋のデザインはもちろん、住み心地も考えてご提案いたします。