【新築住宅】勝手口ってつけるべき?
#お知らせ 2024年4月12日(金)
昔の家は勝手口がついていることが多く一般的なものだったかもしれません。でも、現代においての勝手口は昔ほど絶対的なものではなくなっています。
そこで、「新築につけるべきなのだろうか…」という疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
そもそもはゴミを出すときや、台所の換気を目的として設けることが多かった勝手口。実は、それ以外も活用方法はあって便利なものです。
ただ、今の家づくりは動線もよくなったので、新築には「敢えてつけなくても」という考えの人も多いでしょう。
「勝手口をつけるかどうか…」と迷っているときは、後悔のないように新築時に勝手口を取り付けるメリットをおさえておきましょう。
勝手口のメリット
勝手口のメリットでよく知られているのが「ゴミ出し時に便利」というものですが、今回はそのほかのメリットを見ていきましょう。
外への出入り口が2つになって便利
勝手口があれば、玄関ともうひとつ出入口ができます。お住まいの状況にもよりますが、「玄関から回るよりも勝手口から入った方が便利」という動線もありますよね。
たとえば、「庭への出入りは勝手口から」「毎日の出勤は玄関から」など使い分けることもできます。
駐車場側に近い勝手口なら荷物の出し入れがしやすい
駐車場側へのルートに勝手口を作れば、とても便利です。車を停めて、玄関側からたくさんの荷物を運ぶのは大変ですよね。
「荷物の出し入れは玄関だけ…」というケースよりも、勝手口の存在によって家事動線の短縮につながります。
換気しやすくなる
勝手口はお部屋の換気に役立ちます。
LDKの間取りでは、キッチンのニオイがリビングまで広がりやすいですよね。料理内容によっては、換気扇をつけてもなかなかニオイが消えないケースもあるでしょう。キッチンのお掃除の際にも換気が必要ですから、換気のしやすい勝手口は便利です。
最近は、内側についた網戸を下げれば虫の侵入も気にせずに換気ができる機能性の高い勝手口の扉も選べます。
勝手口をつけて失敗に感じるケースも
一方、勝手口をつけても失敗と感じているケースもあります。
動線が悪く使いづらい
勝手口をつけたものの、動線がいまいちで玄関から出入りした方が便利なケースもあるようです。間取りによって勝手口をつける向きも変わってくるかもしれませんが「どんな使い方をするか」と想定しながら設計することが大事です。
山梨のデイクの家でも、勝手口をご希望されるお客様がいらっしゃいます。勝手口がお客様の生活を快適にできるように、動線も考えつつご提案しております。
防犯面が気になる
勝手口の位置によっては、「人通りが少ないから空き巣に狙われないか…」と防犯面に不安を感じる方もいるようです。しかも、透け感がある扉を選ぶと「外から人影が丸見えなのでは」と気になるかもしれません。
防犯面に関しては、
・人感センサーの照明の取付
・外から見えづらい扉を選ぶ
・2つのカギがついてダブルロックできる商品を選ぶ
・人が通ると音が出る防犯砂利を敷いておく
などの対策もできます。
周囲の環境に合わせつつ、不安な点が緩和されるような設計をすることが大事です。
思ったよりも冬に寒い
何度も開閉すると暖かい空気も逃げやすいかもしれません。特に、冬は開けるたびに外の冷気が侵入して、寒さを感じやすくなります。
断熱などの機能にも着目した扉選びをしましょう。
まとめ~勝手口をつけるときのポイント
勝手口をつけるかどうか迷ったときは、勝手口のメリットを再確認してみましょう。
そして、間取りから見た生活動線をイメージし、勝手口を設置がどんな風に便利になるか、快適な暮らしに結び付くかを考えることが大事です。
勝手口は「とりあえず設置してみた」で失敗する方も多いので注意しましょう。
間取りによっても一概に言えませんが、駐車場や庭への動線がスムーズになるケースもあります。出入り口が増えることで、「買い物帰りに車からの荷物をキッチンへ入れやすくなった」という方もいらっしゃいます。
また、ワンちゃんを飼っている方のなかには、「愛犬の散歩に行くときの出入り口にしている」という方もいるようです。
勝手口は必ずしも取り付けなくてもよいですが、生活スタイルによってはあると便利なケースも多いです。山梨のデイクの家でも勝手口のご相談をお受けしています。
勝手口を設置すべきかお迷いのときは、まずはお気軽にご相談ください。