注文住宅を新築するとき、「2階にトイレをつけるべきか…」と悩む方は多いです。

実際に新築した方のなかでも「つけるべき！」「無理につけなくてもいいのでは？」など、“必要派”や“不要派”の意見がバラバラ。これは、2階トイレの利便性が家族構成や暮らし方によって変わるからです。

まずは2階トイレのメリット・デメリットを改めて見ていきましょう。

また、2階トイレをつけるときの製品選びのポイントもお伝えします。

2階にトイレをつけたときのメリット

はじめに、2階トイレをつけて魅力的に感じるポイントについてです。

感染症の隔離のときにとても便利

感染症にかかって隔離が必要となったときに2階トイレがあると便利です。コロナは収束していますが、いまだに感染者もいます。また、これから冬に向けてインフルエンザが流行ってくるので、家族に感染者が出たときには、2階トイレがあると安心ですね。

トイレの渋滞や急なアクシデントに2階のトイレが大活躍

日常的に使うのは1階のトイレでしょう。ただ、誰かがお腹を壊して「1階が使えない」なんてことも多々あります。それに、忙しい朝に1階のトイレが“トイレ渋滞”を起こすこともあるでしょう。

また、トイレが詰まったなどの不具合時にも2階トイレがあればかなり便利です。

夜間のトイレとして使える

夜間に「トイレに行きたい」と2階の寝室で目覚めたとき、少しボーっとして階段を上り下りするのは危険ですよね。

若い世代だと寝る前によほど飲料を飲まないかぎりトイレに目覚めることは少ないかもしれませんが、いずれ年齢を重ねるにつれて夜中にトイレに目覚めることも増えていくでしょう。

2階のトイレは「夜間用」として使うのもおすすめです。

2階にトイレをつけたら…どんなデメリットがある？

次は、2階トイレのデメリット面です。

掃除が2倍になって手間がかかる

トイレが2つあるので、単純にお掃除が２倍になります。1階トイレは「お客様も使用するから」と頻繁に念入りに掃除を行う方も多いでしょう。

ただ、2階トイレは使用頻度も少なく、「それほど使っていないし」と掃除スパンが長くなると、「さぼったリング（黒すみ）」など汚れが目立つ場合もあります。

建築費用のことも…

2階にトイレを作るとなれば、「トイレ本体」のほか、設置するための工程も増えます。さらに、いずれ古くなったときには、トイレ交換費用も2倍かかることになります。

もし付けたら：トイレ１階２階同じものをつけるの？

いろいろと比較検討して2階にトイレをつけることになったら、次は「1階と2階のトイレを同じくするべきか」について考えなければいけません。

一般的に、1階のトイレの場合、「お客様が使用する可能性」を考えて少しグレードアップする方も多いです。頻繁に使うからこそ、性能の良さにもこだわれば、より快適性が向上します。

「1階はタンクレス・2階は手洗い器付きの比較的リーズナブルなもの」で差をつけるご家庭もあります。

1階の場合、タンクレスで手洗いなしのトイレを選んでも、洗面所で手を洗える動線にできます。2階には手洗い器つきのタンクありのトイレを取り付ければ、手洗い場所に困らずに済みますね。

また、「2階のトイレの使用頻度が高い」というときなら、少し広めの空間にしてトイレ本体とは別に「手洗いカウンター」を設ける方法もあります。

まとめ

2階にトイレをつけるかどうか、家づくりを失敗したくないからこそ迷いますよね。メリットとデメリットの両面から比較してみましょう。

また、ご家族の人数やライフスタイルによっても、2階トイレの必要性が変わってきます。

・家族が多く、1箇所のトイレの順番待ちが頻繁

・朝の準備時間が重なり、トイレが複数あると便利

・トイレ掃除は好きだから、2箇所あっても綺麗を保てる

・お腹がデリケートな家族がいるので、2箇所あると助かる

といったケースなら2階トイレも検討してはどうでしょうか。

逆に、「家族の人数は多くない」「トイレ掃除が苦手でさぼりそう…」など、2階トイレを持つことのメリットが見いだせないときは、無理に取り付けなくてもいいかもしれませんね。

2階トイレのメリット・デメリットを知ったとしても、「家族で意見が分かれて決めかねているケースもあるかと思います。

山梨のデイクの家でも、家づくりの前の間取りに関するご相談をよくお受けしています。

「2階にトイレをつけたらどんな間取りになるのだろう」「我が家のケースで2階トイレはあった方がいいか」と2階トイレをはじめ、注文住宅の新築のご相談は山梨のデイクの家までお気軽にお問い合わせください。