【山梨×不動産】土地選び!失敗しないポイント!②
#土地 2023年7月14日(金)
前にお伝えした「土地選び!失敗しないポイント!①」では、土地周辺の状況をチェックすることの大切さをお伝えしました。
今回は、失敗しないためのポイントとして上空や地盤の状態などについてお伝えしていきます。空や土のなかのことで、土地選びでは見落としがちなポイントですが、今後安心して住むためにチェックしておきましょう。
意外に落とし穴…上空電線も確認しましょう!
土地選びでは、土地の上側にも目を向けてみましょう。
あまりにも日常の景色に馴染み気づきにくいですが、地上から上を見上げると「電線」が数多く張り巡らされた光景に圧倒される方もいるかもしれません。
電柱と電線は、私たちの生活には欠かせない大切なもの。すべてを取り除くことはできませんが、生活空間を圧迫する要因となるケースもあります。
土地選びをしていても、意外と“上空”まではじっくりと見渡さない方も多いかもしれません。でも、それが思わぬ落とし穴となることがあります。
最近開発が行われたような新しい分譲地の場合、周辺の電柱や電線はすっきりとしていることも多いです。ただ、昔ながらの土地の場合、電柱や電線がごちゃごちゃと圧迫感があるケースもあります。
カラスやスズメなどの鳥の休み場所ともなっている電線。その位置によっては、家の外構や、駐車場に停めてある車に鳥が糞をよく落とすこともあるのです。
1~2箇所ならまだしも、ひどければ数十箇所の糞が付着していることも…。鳥の糞は乾燥するとなかなか取り除けないだけでなく、表面に錆をもたらす可能性も考えられます。
あまりにも位置が悪い場合、電線・電柱を移動できるケースもありますが、工事をする時間が必要です。しかも、想定外の費用がかかるかもしれません。
地盤は大丈夫?ハザードマップの確認をしよう
災害に強い家を建てたいものですが、土地によっては地盤が弱かったり、災害に遭いやすい地域という可能性もあります。事前に地盤の強さ、ハザードマップを確認しましょう。
地盤が弱い、地盤が強いってどんな意味?
地盤が弱い場合、「地震が起きたときに倒壊するリスク・沈下するリスク」があります。逆に、硬く締まりのある強固な土地は、揺れづらく、建物が安定します。
このように、地盤の「強い・弱い」によって、災害に対する安心感はまったく異なるのです。
地盤が弱ければ、「地盤改良工事」を行って、建物をしっかりささえられるように地盤を改善しなければなりませんが、地盤改良の工法によって結構な費用がかかります。
また、一般的に、地盤が弱い傾向にあるのは、
・川や沼を埋め立てた
・切り土や盛り土をしている
・崖下、もしくは崖上の土地
などです。
過去の空中写真なども「昔川だったかもしれない」という状況を知るときに参考になります。国土地理院のHPでも、昔の空中写真や地図などを閲覧することができます。
【参考】国土地理院:
https://www.gsi.go.jp/tizu-kutyu.html
安全な家づくりのためには、ハザードマップの確認はしっかりと!
ハザードマップとは、地図上に「地震や災害が起こったときに必要となる情報」を書き記したものです。紙媒体の資料を自治体から手に入れることもできますし、国交省の『ハザードマップポータルサイト』でも調べることができます。
自治体によって異なりますが、水害や津波、土砂災害、地震時の避難情報などが地図上から知ることが可能です。
ふだんは穏やかに見える土地でも、突然の大災害が起こると想像できなかった状況へと変わることもあるでしょう。ハザードマップを見れば、候補となる土地の「災害時のリスクの大きさ」を知る手がかりになります。
山梨は昔から災害には縁遠く「大丈夫!!」と思われるかもしれませんがハザードマップでよりよい土地の目安になるかもしれません。
まとめ
土地の状態も含めて“快適”な家を作りたいものですよね。
ただ、土地選びでは、どうしても目に見えるところを中心にチェックしがちかもしれません。
今回お伝えしたように上を見上げて電線の状態を見たり、地盤の強弱やハザードマップの確認をしたりなども大事なポイントです。土地は、単に家を建てるためだけではなく、今後の“住みやすさ”に大きく影響します。
ご自身の予算に合った土地を選ぶだけでなく、これから家族が安心して暮らしていけるようにさまざまな視点で吟味してくださいね。
弊社には、不動産部門もあり土地からのご紹介も可能ですのでぜひお気軽にお問合せくださいね!(^^)!