【プロが教える!】山梨で新築を考えているけど柱は無垢材・集成材どっちがいいの?それぞれのメリット・デメリットを説明。
#建物 2022年11月14日(月)
こんにちは。
ミスターデイク新築・不動産事業部の村松です。
たまに「やっぱり柱は無垢材の方が強いんでしょ?」と聞かれる方がいらっしゃいます。
古くからあるお寺などが無垢材を使っているため、そのようなイメージがあるのかも知れません。
無垢材と集成材
無垢材とは
無垢材は、一本の木を柱の形にし、乾燥させた物をいいます。
一本の木からできており、接着剤などを使わないので、自然の風合いが表現されます。
集成材とは
集成材は、木材をスライスして接着剤で何枚も張り合わせてできた物です。
多くのハウスメーカーでは柱や梁をこの集成材で建築しています。
集成材
集成材のメリット
集成材は無垢材に比べ、強度が弱いと思われがちですが、実は逆なんです。
1本の木からなる無垢材は節などがあったりするため、一本一本の強度が異なります。
集成材は節などを除いたてスライスしたものを張り合わせるので、強度が強く、均一されています。
また、工業製品でJAS規格が定められているので、安定した強度を保てることができるんです。
集成材のデメリット
集成材は、スライスした木材を張り合わせているため、無垢材のような自然な風合いを出せるわけではありません。
また、後述するような調湿機能はありません。
無垢材
無垢材のメリット
無垢材は自然の風合い出せることができるため、見せ梁などに使うとワンランク上なオシャレ空間を演出することができます。
時間が経つにつれ、味も出てきます。
また無垢材には調湿機能があります。
湿気が少ない時は放出し、多い時は吸収してくれるんです。
無垢材のデメリット
無垢材は一本の木からできており、一本一本の木がそれぞれ違うため、強度もバラバラです。
見極める職人さんが必要となり、本数も限られてくるので費用が大きくなります。
前途のように調湿機能があるのですが、それに伴い伸縮をするため、隙間ができたりします。
乾燥させているとはいえ、水分は含んでいて、乾燥すると割れの原因にもなります。
最後に
木材にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
家に求める性能や予算を検討し、満足のいくお家づくりをして下さい。
ミスターデイクでは、一級建築士を始め、建築のプロフェッショナルがあなたのお家づくりをお手伝いします。
山梨で新築をご検討の際は、お気軽にお問い合わせ下さい。