複層ガラスのメリット!実は防犯には向いていない!?
#建物 2020年10月11日(日)
こんにちは。
ミスターデイクの村松です。
そんな疑問にお答えします。
複層ガラスとは
複合ガラスとは2枚以上の板ガラス(フロートガラス)の間に空気やアルゴンガスを入れてあるか、または真空状態になっているガラスのことです。
断熱効果や結露防止の効果があります。
その他のガラス
複層ガラスとよく勘違いされる商品を紹介します。
ペアガラス
ペアガラスは2枚のガラスの間に空気やアルゴンガスが入っているガラスです。
複層ガラスは2枚以上となっています。
実は、複層ガラスは「総称」なんです。
ペアガラスは、「ナンデシ、ナンデシ、エージーシー♬」のCMでお馴染みの「AGC」の登録商標なんですよ。
最近では、ペアガラスの事を複層ガラスと呼ぶことが多くなってきました。
3枚のガラスで出来た「トリプルガラス」なんてのもあるのですが、厳密にはこれも複層ガラスになります。
合わせガラス
合わせガラスは複数のガラスを接着したものの事をいいます。
ガラス同士が密着していて、複層ガラスのように間に空気層やアルゴンガス等が入っているわけではありません。
ガラスが合わさっていることで、強度が強くなっています。
主に、車や電車のガラスに使われています。
また、防犯ガラスとしても使われているんですよ。
複層ガラスのメリット
複層ガラスは通常のガラスに比べ多くのメリットがあります。
断熱性能の向上
熱を与えると空気は対流をおこして熱を伝えていきますが、対流をしない空気は断熱効果が高い性質をもっています。
この性質を利用したのが、複層ガラスです。
空気やアルゴンガスを密閉することで、対流の起きない空気層を設け、断熱性能をあげているんです。
結露防止
結露は、部屋の中と外の温度差によっておこります。
複層ガラスは断熱性能が高いため、一般的には結露の防止となります。
たとえば、結露の多い冬は外の寒さが、ガラスの間の空気層等によって、内側のガラスまで届かないので温度差ができず、結露にならないのです。
LOW-E複層ガラスとは
LOW-E複層ガラスとは、複層ガラスの内面部に特殊な金属膜を入れたものをいいます。
金属膜が放射による熱の伝達を抑えるので、通常の複層ガラスに比べ、断熱効果がアップしています。
また、夏場の室内の冷気を外に逃がすのを防ぐため、冷暖房負荷を大きく削除することができます。
防犯ガラスとしての役割
よく複層サッシはガラスが2枚以上あるので、防犯にもよいと思われがちですが、実は違うんです。
複層ガラスは、一般的なガラス(フロートガラス)を組み合わせているだけですので、防犯にはほとんど向いていません。
一枚ガラスよりちょっと割るのがちょっと面倒って程度なんですよ。
防犯性能を期待するのであれば、やはり防犯ガラスをおススメします。
まとめ
・複層ガラスは2枚以上のガラスの間に、空気やアルゴンガスが密封されている。
・断熱効果が高い。
・結露防止の効果が高い。
・防犯対策には向いていない。
・LOW-E複層サッシになると、断熱性能・結露防止効果がアップする。
複層ガラスは、断熱性能・結露防止効果が高いため、冬寒く・夏暑い、山梨の気候には最適なガラスなんですよ。
更にLOW-E複層ガラスであれば、お部屋の中は超快適に過ごすことができます。
複層ガラスの説明は下の動画でも説明しています。
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