単身世帯での住宅ローンとその他の借入・・・①
2020年9月22日(火)
灼熱世界だった夏もなりを潜め、秋っぽくなってきました。
今までも過去に数回、このブログのお題とさせて頂いた事がある単身世帯の住宅購入(建築)について、さらに書いていきたいと思います。
昨今、わが国での単身者・離婚率は増加する一方です。
自分達の周囲を見てもそうですし、来店されるお客様の中にも単身者、離婚経験者は大変多いです。
以下、H27~H30年の国勢調査の統計データです。
未婚率データ
離婚率データ
日本人男性の生涯未婚率は2000年に10%を突破。
2015年時点では男性で約23%、女性で約14%にもなるという結果が出ている。
また、1970年には9%程度だった離婚率※も、2000年ごろから現在までは約35%で推移。
婚姻した夫婦の内、3組に1組が離婚。
このように、未婚の男性や女性を含む単身世帯が大きな割合を占める「ソロ社会」時代がすでに到来しています。
そもそも結婚に興味がない・こだわらないという20~30代を中心とした若い世代は、目に見えて多くなっていますよね。。。
ひと昔前は単身者の住宅ローンは非常に難易度が高かったのですが、金融機関もこのような社会情勢の中で、単身者だからと融資を渋っていては商売になりません。
さらに女性に限っていえば社会的地位の向上による正規雇用や平均所得の増加を鑑み、単身者に対する住宅ローンの審査基準はずいぶん低くなった印象があります。
誤解のないように書き留めておきますが、住宅ローンの借入にあたっては「借りたい金額」と「返せる金額」のバランスが整っている事が大前提ですので、
単身者の審査基準が下がっているとはいっても、何の条件もなく大丈夫!というわけではありません。
その借入バランスの計算は銀行窓口の融資担当へ確認してもらったり、今ではWEB上でシミュレーション等も出来るサイトがたくさんありますし、我々のような住宅ローンアドバイザーが得意としている仕事です。
そして、単身者は既婚者と違い、カーローン等、何か大きな借り入れを起こす際にパートナーに頼る事が出来ない為に全て自分の名義・責任において行わなければいけません。
非常~に多いのがやはりカーローン、終わらないリボ払いです。
特に山梨県では一家に一台どころか一人一台、車にこだわりを持つ県民性がありますので(そんな僕もクルマ大好きです)、収入に対して明らかに高すぎるカーローンを組んでしまっている方が多いです。
今から住宅も考えなければいけないし、そろそろ車の買い替えも・・・と思っている場合、カーローンを組む金額には特に注意して頂きたいです。
出来れば事前に相談してほしいところです。
年収300万円前後の場合、2,500万円の住宅ローンを組もうと思ったら、
カーローンで月々2万円以上使ってしまうと、住宅資金の融資審査は相当厳しいです。
限りなく「レッドカード」に近い。
*年齢や金利によっては完全なレッドです*
まして3万、4万なんて抱えていたらまずアウトです。 多すぎます!!!
カーローンの他に何か別の返済(カードローン等)があると益々不利です(*_*;
そこをクリアする手段は当然いくつかありますが、
我々住宅営業担当者と信頼出来る金融機関融資担当者との連携、なによりお客様自身の努力が必要となります。
本日はここまで・・・
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