【山梨×新築】キッチンスタイルのスタイル~L型LDKとI型LDKのそれぞれの特徴とは?
#建物 2023年6月23日(金)
みなさん、LDKにはどんな理想を描くでしょうか?
「とにかく広くてのびのびしたリビングにしたい」
「風通しや日当たりが良いと嬉しい」
「家事動線がよいLDKが理想的」
などさまざまな想いがあるでしょう。家族みんなで過ごす空間ですから、家づくりでは特にこだわりを反映させたいですよね。
特に、LDKには“広さ”を重視したい人も多いかもしれません。
15~20帖前後でLDKを検討する方も多いかと思いますが、ここでポイントとなるのが
「同じ広さなのに部屋の形状と家具の配置によって広さの感じ方は変わる」
というところです。
今回は特に人気の「L型LDK」と「I型LDK」について見ていきましょう。
ゾーニングがしやすくメリハリのある「L型LDK」
L型LDKは、アルファベットの“L”字のような形状をしています。配置はさまざまありますが、たとえば「キッチンとダイニング」、そして「ダイニングとリビング」がそれぞれ同一線上にあるケースなどもよく見られます。
L型LDKのメリット
L型LDKは、「リビング」「ダイニング」「キッチン」と、それぞれの距離が近づくため、動きやすいというメリットがあります。
特に、キッチンの横にダイニングを一列に配置するケースでは、回り込まなくても動ける分、移動がラクという声も多いです。配膳・片付けの動線もスムーズになりそうですね。
L型LDKは全体的には同じ空間にありながら、それぞれを独立させてゾーニングしやすいのも特徴です。空間全体は一体化しているものの、「ここはキッチン」「ここはダイニング」とメリハリを感じさせてくれます。
違う向きに窓を確保すれば、光と風が通りやすい大空間となるでしょう。
L型LDKのデメリット
同じ畳数でも、「I型LDK」と比べると開放感があまりないケースもあります。死角となる部分が生じることもあるため、子育て中には「子どもがテレビを見ている様子が見づらい」といったデメリットも感じやすい形状と言えるかもしれません。
また、空間をゾーニングしやすい一方で、「テレビの位置が限定される」「ダイニングテーブルの位置が変更しづらい」とレイアウトの自由度が低いのはデメリットです。模様替えをしたくても、バリエーションがないケースもあるでしょう。
そして、L型LDKで気になるのがエアコンの位置です。L字で曲がる箇所が出るため、エアコンを取り付ける位置によっては全体に風が行き届きにくいというデメリットも感じられます。
畳数が広いときは、エアコンを2台設置する方法を選ぶケースもあります。2台一度に使うこともできますし、「冷えてきたら(暖まってきたら)片方消す」という効率的な使い方も可能です。
すっきりシンプルな「I型LDK」
I型LDKは、縦長の形状をしたLDKです。キッチンとダイニング、そしてリビングが直線上に並ぶスタイルの形をしています。
I型LDKのメリット
I型LDKは、直線のラインで「リビング・ダイニング・キッチン」が並ぶので、どこに立っても全体を見渡せて開放感があります。
対面型キッチンにすれば、リビングの様子を見ながらの作業が可能です。テレビの配置によっては「テレビを見ながら調理」などもできるでしょう。
また、端から端までの距離が長く、奥行きを感じさせる形状です。一体感はもちろん、かなりの開放感があります。凸凹もないため、子育て中に子どもに視線が行き届きやすいのもメリットです。
I型LDKのデメリット
I型LDKは、家具をどのように配置すればいいか悩むことがあります。家具のレイアウト次第では、動線が悪くなるケースも。開放感があるはずのI型LDKなのに、それが活かされないレイアウトにするのももったいない気がしますよね。
また、縦長の形状のため、一番奥に設置したキッチンへの採光が不十分となりがちです。間取りを考えるときは、家具の配置関係、光や風の入り方などを想定しておくといいかもしれません。
まとめ
最近では、「リビング・ダイニング・キッチン」が同じ空間となった“LDK”という間取りが主流となっています。ただ、今回お伝えしたように、L型LDKとI型LDKでは同じ広さのリビングでも動線やレイアウトなどは異なり、「どちらが快適か」は、住む人の暮らし方や家具の配置の考え方によって変わってくるでしょう。
また、部屋自体に広さを確保できなくても、外にテラスやウッドデッキを取り付ければ、実際の畳数よりも開放的にできることもあります。
単に「広さ」だけを重視せず、家族とのコミュニケーションの取り方や家事動線なども考えながら、理想的なLDKを計画してみてくださいね。
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