【本当?】頭金0円!!ローコスト住宅を建てるために貯金って必要?
#住宅ローン 2023年4月14日(金)
昔は、家を買うときは「頭金がなければ建てられない」と当然のように言われていた時代もありましたが、最近では頭金0円で住宅ローンが借りられるケースも増えてきました。
特に、ローコスト住宅の場合、そもそも予算をおさえられているので「頭金0円」でも家を買える可能性が高いです。
そこで、今回は“ローコスト住宅を頭金0円で建てられるか”について気になっている人に向けて、知っておきたいポイントをまとめていきます。
そもそも“頭金”って何?
はじめに、頭金の意味について改めて見ていきましょう。
借入額を減らせる「頭金」
頭金とは、注文住宅の購入価格の全部を住宅ローンで借りず、一部分を貯金などで支払うことです。
たとえば、1,500万円のローコスト住宅価格に500万円の頭金があれば、住宅ローンで借りるのは1,000万円。つまり、借入額を減らすことができるのが頭金です。
頭金があると安心な理由とは?
ローコスト住宅で頭金を準備すれば、借入額も減って月々の返済額や総支払額を減らせます。しかも、住宅ローン審査も通る可能性が高いです。
頭金0円…ホントに家を建てられるの?
最近は、「頭金0円でも大丈夫」と聞くことが増えましたよね。しかし、頭金0円で本当に大丈夫かどうか気になって、なかなか家づくりに前向きになれない方も多いかもしれません。「住宅価格を全部住宅ローンで借りられるのだろうか?」とも思いますよね。
頭金は「あると良い」けれど、なくても大丈夫。頭金がなくても、ローコスト住宅を建てられるケースが多いです。
そもそも、家の価格をおさえられるローコスト住宅の場合、フルオーダーの注文住宅と比べると、住宅ローンの借入額も少なく済みます。年収に対しての返済負担もおさえられるため、ローン審査も通りやすいでしょう。
ボーナス払いもできる
頭金がなくても、ボーナス払いもできれば、返済負担を軽減できます。
ただ、頭金0円で買ったことに焦ってボーナス払いの返済を多くし過ぎると、逆に負担となることもあります。
ボーナスをほぼ住宅ローン返済につぎこむ場合、「必要な物を買えなくなる」「貯金ができなくなる」など家計が厳しくなるので、家計の年間収支をシミュレーションしながら考えましょう。
頭金0円にはメリットもある
頭金0円で買うことについて、人によっては「総支払が増えそう…」「月々の負担が大きいのでは?」「返済期間が長いでしょ?」といったマイナスイメージを持つようです。
しかし、実は「頭金0円で家を買う」ことは、考えようによってはメリットもあります。
購入タイミングを逃さない
頭金を貯めてから家を買うという考えももちろんいいのですが、目標額が貯まるまでは時間がかかります。その間は、「古い家に住んで修繕費用がかかる」「アパートに住んで賃料を払い続ける」と、住居費はかかるでしょう。
新しい家に対して抱く「子供を伸び伸び遊ばせたい」という想いも、頭金を貯めるまでの数年間で子供が大きくなってしまった…などもあるかもしれません。
頭金0円なら、新しい家に快適に住みつつ「住宅ローン返済」という住居費を払っていけます。もちろん、子供達とも新しい家で満足度の高い毎日が送れるでしょう。
また、早めに借りて早めに返済スタートできるので、年齢次第では現役中に完済できる可能性が高まるでしょう。
将来に備えて貯金を残しておける
貯金の多くを頭金に回した場合、「毎月の返済額を減らせる」「返済期間を短縮できる」と家計への負担は減ります。
ただ、家族が生活していくなかで、思わぬタイミングで突発的なお金が必要になったとき、貯金があまりなく、生活が厳しくなる可能性もあります。借りられるものは借り、貯金はできるだけ残しておいた方が、将来的に安心という意見もあります。
諸費用の“自己資金”は貯金から…?
頭金0円でもローコスト住宅は買えますが、自己資金がいらないわけではないので注意しましょう。
意外に忘れがちな“諸費用”のこと
ローコスト住宅はもちろん、一般的な家でも諸費用部分の支払いは現金で準備しておかなければなりません。
諸費用は、家を建てるときの物件価格のほか、不動産を取得したときの登記費用(司法書士などのへの報酬)や税金関連費用、住宅ローンの手続きの事務手数料、住宅ローン保証料などさまざま。物件価格とは別に必要になる部分で見落としがちなので注意が必要です。
最近は、これらの諸費用まで含めて住宅ローンで借り入れることもできます。
現金で支払う部分は貯金か、つなぎ融資を利用
家を買うときに利用する住宅ローンは、通常、引き渡し時に実行されます。しかし、実際には着工金や中間金など、引き渡し前に現金で支払わなければならないものも…。
貯金でまかなえるケースもあるかと思いますが、額が大きいほど難しいですよね。そこで「つなぎ融資」を利用する方法もあります。金融機関によって取り扱いが異なるため、住宅ローン検討の際に併せて相談してみましょう。
まとめ
「頭金が貯まっていないから、マイホームはまだまだ先…」という時代は終わり、今では“頭金0円”でも住宅ローンを組んで家を買えるようになっています。
特に、ローコスト住宅は一般的な注文住宅よりもコストをおさえた家づくりが可能なため、「貯金がないけれど家がほしい」という頭金0円状態でも、マイホーム購入のタイミングを逃すこともありません。
資金面で不安なときは、まずは「どのくらいで家が建てられるか」「どんな費用が必要か」などをシミュレーションしてみるのもおすすめです。
ローコスト住宅の家づくりの疑問などはお気軽にご相談ください。